ボルダリング日記
この記事は私店長の個人的な日記です。
重要な事は書いてありませんしオチもありませんので、興味のない方は読む必要は無いかもしれません。
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先週はずっと天気が悪く、外岩に行くことが出来なかった。
今週は忙しかったが、天気も良かったので半日だけ時間を作り行くことにした。今私には是非登っておきたいラインがあるのである。
車を停め、マットを背負い、アプローチを開始する。
アプローチの前半はエゾシカが作った獣道で、それほど労せずして進むことができる。
ある程度行ったところで、動物のフンらしきものが道の真ん中に落ちている。鹿のものにしては大きいし、狐のものでもない。しかも、新しい…。
熊???
向かっているエリアはほぼ逃げ場がない。
万が一ヒグマがいた場合、間違いなく対決することに…。
ウロウロしながら考えた結果、行く予定だった岩はとりあえず日を改めることにし、今日は手前の岩で登る事に。
実は、その手前の岩にも、
引けるのではないかなー
と感じているラインがあるのだった(本来行こうとしていた岩と比較してしまうと魅力は劣るが…)
とりあえずマットを敷き、軽くアップをし、少し掃除をしてから、そのラインをやってみる。
思ってたより難しいじゃん…。
スタートから一手目はまぁ取れる。しかしその次が、ワンフィンガーの甘いポケットとなっており、保持するのが精一杯。次のホールドを取るところまで体を上げられない。
足も深く体重を逃がせないので、尚更指の負荷が高い。数回やっただけで指がヨレ出す。
安全の為、ジムではワンフィンガーのポケットは付けていないのだが(パキるからね)、さすがに外岩は容赦ない。
このライン、短いが、グレードは7a付けてもいいのではないかなーというレベルだった。嬉しい。
ジムでトレーニングするかな。
ちょっと今日は厳しいので別の課題を触る。
こちらは既に登っていて、難易度は低いが、ヨレ出した体にはこちらも厳しかった。
おまけにスタートのホールドが少し欠けて、体が吹っ飛ぶ始末。
指が痛くなり時間も無くなったので、この辺で今日のボルダリングは終了。
帰り道、以前より太くなったカンゾウを、ブッシュクラフト用に用意したナイフで数本頂いて帰る(めっきり山菜用のナイフと化している)
自分的には、春のボルダリングのおまけ要素が野草・山菜だったりするのだが、カンゾウは細めのネギみたいなもので、甘みがあり美味である。
山菜独特のエグみアクは無く、生でかじっても旨い。
もっとメジャーになってもいいと思う。
少し離れた場所に移動し、こちらでは立派なウドを3本ほど。
切り口から雫がしたたった。
山菜の王様アイヌネギは、花が咲き葉が黄色くなりかけていたのでパス。
ところで冒頭のフンだが、後で調べたところ、
鹿の夏フン
というものの可能性が高い(あくまでも可能性)
鹿のフンと言えば豆の様なコロコロとしたものを想像するし、実際に良く見るが、春になり食べるものが変わると、大きなものになる事があるらしい。
ちょっと損した。
まぁ一つ賢くなったので良しとしよう。