ジム内で大声を出す行為について注意喚起

 今年度になり、新しく当ジムに通っていただく方が増えた様です。どうもありがとうございます。

 最初の数回は技術を身に付けようとするのではなく、ガムシャラに登って多少の筋肉をつける事が脱初心者への近道です。
 筋肉が付く → 使い方を知る = クライミング技術の習得 です。
 最初の数回は強めの筋肉痛になると思いますが、それは筋肉量が増えるという事ですので、少しずつ楽に登れる様になります。
 頑張ってください。

登攀において大声を出すことは止めてください

 本題です。

 最近、ジムが賑わっている事が多く嬉しく思っています。
 ただ、テンションが上がりすぎて、他のクライマーや、同伴の保護者の方が驚いてしまうほどの大声が出ている時があります。

 大声を出す事は多くのボルダリングジムで禁止事項になっています。
 その辺、当ジムではご利用者の皆様の良識に頼ってきており、あえて明文化はしていませんでしたが、この文書をもって明確に禁止とさせていただきます。

 それぞれのクライマーは、自分の課題を登りに来ています。あまり時間のない中、なんとか時間を作って来ている方もいらっしゃると思います。
 まだジムに来て間もなく、場慣れ、人慣れしていない方もいらっしゃいます。
 そういう方々が、
・不意に、
・大人の男性の叫び声を
・至近距離で聞かされたら

どう感じるか考えてください。

 クライミングのキャリアや強さ、常連かどうか、マンスリーパスご利用者かどうか等に関係なく、
  当ジムに来ていただいているクライマーは平等に集中して登る権利
 があります。
  どうか他クライマーのその権利を侵害しないでください。

 また、お隣は一般の民家です。
 防音の為もあり、ジムを作る時に断熱材を入れていますが、吸音性能には限界があります。

 またクライミングウォールに吸音性は全くありません。音はむしろ反射します

 ちなみに大声を出すことは外岩の登攀でも認められる行為ではなく、これまで登攀できたエリアが禁止になる一因にもなっています。よっぽど山奥のエリアでない限り、大声を出すことは絶対に止めてください。将来ボルダリングに興味を持つ方が登れたはずのエリアが無くなる事は大変悲しい事ですが、その責任は大声を出して登っていたクライマー全員にあります。自分がその課題を登れれば後はどうでもいい、と言うクライマーは、少なくとも私のジムは利用しないでいただきたいと思います。

声量の上限を意識しましょう

 ボルダリングジムオーナーとして、静かに登って欲しいとは言いません。

 同じレベルのクライマー同士、セッションで盛り上がる事はありますし、それはジム運営の目的の一つでありますのでどんどんやって欲しいと思います。

 ただ最近、叫びレベルの大声落下時含むを聞くことがあり、これは黙認できない、という事なのです。

 どれだけテンションが上がっても、難しいムーブでも、声量の上限を意識に残してください

 次のホールドを取りに行くときに出る軽いシャウトなら問題ありません。
 ボルダリングはソロでやるアクティビティですが、人と人のつながりが出来、色々な話題で談笑しているお客様を見るのは嬉しいですし、何の問題もありません。
 クライマーに対する”ガンバ!”という掛け声も、10年ジムをやっていて問題に感じたことはありません。
 ただ、別の壁に取り付いているクライマーが驚いてしまうレベルの声量は、NG!と言わせていただきます。

 実際に不快であるといったご意見も伺っており、そういった迷惑行為が継続されることは当ジムの存続にも関わります
(個人的な想いを言わせていただければ、私はボルダリングジム エクストリームに既に人生の長い時間をかけていますし、これからもそうしていきたいと思っています。ジムは学校の部活用の設備などではなく、税金で運営されているものでもありません。存続に関わるレベルの迷惑行為(ここでは叫びレベルの大声を出す事)をされる方に関しては、警告の後、改善が無ければ出入り禁止にせざるを得ません)

 ご理解をよろしくお願いいたします。

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